スーパーへ向かう道
なんだか涼しい風が吹いたような気がして、夏の終わりを感じた。
ふと、ざっくり切られて並んだ
真っ赤なすいかに目がとまる。
夏が終わる寂しさをかき消すように、すいかをカゴに入れた。
大きなスイカは、ひとり暮らし用の冷蔵庫には少し大きすぎて
すこし切って冷凍庫へ入れた。
蒸し暑い夜、
冷凍庫に入れたすいかを取り出す。
子どもの頃よく食べたスイカバーを思い出して、心が躍る。
「しゃりっ」

かじった後のなんちゃってすいかバー
冷たくて手がすいかにくっつく。

牛乳を入れて

フォークでしゃりしゃり崩して飲む
大きなすいかを食べ終えるまで
私の夏は終わらない。